2022年度のコレクションについて、総括的にお話をお伺いさせてください。それでは早速、まずは定番モデル PERMANENT Collectionについてですが、新カラーが5色出ました
いままで一度に5色を増やしたりはしてこなかったので実は、非常に悩みました・・・
増やすことにした一番の理由は、老若男女問わず誰でも手に取りやすいコレクションにしたい、という思いからです。SUBU NANNEN など機能や用途がわかりやすいコレクションも昨年増えたので、ここで “キホンのキ“ になるコレクションにしたいな、と考えました。要は、選択肢を増やしたいな、と。
一番のオススメは、ピンクですね。シンプルにかわいいですし、今っぽいピンクを出せたな〜と思っています。実際に売れてもいますし、インスタグラムなんかを見てると結構、お洒落な方がよく履いてくれています。今後は PACKBLEなど他のコレクションに展開しても良いかな、と思っています。
今後もこの PERMANENT Collectionに関しては、世の中の動きを見ながら、お客さまの声を聞きながら色柄を増やしていけたらいいな、と思っています。
続いて SUBU NANNENについて。こちらも3カラーが新登場ですね
そうですね、昨年から販売開始しておかげさまで沢山の方に履いていたいているので、色々カラーバリエーションも増やしたいとは思いました。ただ、この燃えにくい難燃生地の特性上、プリントをしたりするのが結構大変なんです。なので、これについても最終決定するまでに時間がかかりました。
すでにある人気の柄をこの難燃生地にプリントすることも考えましたが、店頭に並んだ時などを想像すると、あんまり面白くないな〜と。オレンジは絶対にやろう、と最初から決めていましたが、その他にどんな柄にしようか、は悩みましたね・・・
アウトドアでメインに使うコレクションなので、迷彩柄かな〜山の等高線かな〜と考えたんですけど、そこはいい意味で裏切りたいな〜と思って。ファッションとして楽しめるようにゴブラン織りの図柄を選びました。2泊4日で生地市場に行って色々なゴブラン織りの生地を買い漁りましたね。
購入した生地の図柄からインスピレーションを受けて、位置を変えたり、色を変えたりしてコラージュのように合成してオリジナルの図柄として完成させました。DAY BOTANICAL と NIGHT BOTANICAL の2種類があるんですけど、図柄自体はまったく一緒で、色だけが違います。名前の通り、昼に見える植物と夜に見える植物、がテーマですね。
この2種類の BOTANICALは国内でもも人気ですけど、国外からもかなり支持されています。アウトドアでももちろん履いていただいていますが、普段履きとして購入される方も多いですね。今年のコレクションの中では、一番オススメの商品になります。カタログの表紙にも使っています。
あと今年は何といっても新しいチャレンジとして RE:Collectionですね
はい、特設サイト も立ち上げて今後力を入れていきたいコレクションです。
これは ”つくりたいというよりは、つくらなければいけないコレクション” だと思っています。決して、やらされたみたいなマイナスな意味ではありませんし、流行りに乗るような感覚でもないです。ブランドとしてしっかり、社会に調和するために必要性を強く感じて、スタートしました。
累計販売足数を見ても、環境問題を俯瞰的に見ても、ここでブランドとして何かアクションしなければいけない、と思いましたし、アクションすることで何かが変わるんじゃないか、と期待しています。
ありがとうございます。ちょっとRE:Collectionについては次回、さらに詳しくお伺いさせてください。今年はブランドサイトも大きくリニューアルして、RE:Collectionも始まり、ブランドとしても大きな一歩を踏み出した一年ですね
ブランドサイト は、色々なシチュエーションで、自由なスタイルで SUBUを楽しんでもらいたいな〜と思って、大幅にがらっとリニューアルしました。より視覚的にわかりやすく、プロダクトとしての ”自由度というか許容度みたいなもの” をサイト上で表現したいな、と思いました。色々なスタイルが楽しめるようになっているので、じっくり見てみてほしいです。
/ Interview by gooth.inc
連載企画[SUBU25]とは・・・2020年を皮切りにスタートした連載企画。
この世に[SUBU]が誕生して5年が経ったその節目の年に、これからの「5年間」を見据えていくために活動開始。これまでの「5年間」を振り返りながら、これからの「5年間」に、どう繋げていくか、をこの活動を通じて、見定めます。
その一方、「トゥーゴー」という読み方には、[SUBU]と一緒に出かける、という意味も。単純に[SUBU]を履いて街に出かける、というのもそう、こうして、お話をしたことのない方の元へ出向く、というのもそう。もっと言うと、新しいコトへ、一歩踏み出して、チャレンジする、という意味も。これからこの連載企画を通じて、[SUBU]がさらに、魅力的なブランドへと成長していくことを期待して、活動していきます。
2020.12.28 連載企画[SUBU25]がスタート | 前編 / 連載企画[SUBU25]がスタート | 後編
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