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SUBU NANNEN 10/8 Release!|後編〜ブランドディレクターが1からこだわったファブリックとは?

2021年、[SUBU]は新たに3つの新シリーズを加えて、その愉しみをより自由に、拡げます。

まず最初に登場するのは、ユーザーさんのリアルな声から生まれた SUBU NANNEN シリーズ。

前編・後編に分けて、その開発過程から、使用素材、デザインまでを掘り下げていきます。

これまでの Permanent Collection の履き心地はそのままに、さらに機能面でアップデートした新シリーズ。

ブランドディレクターである府川さんに、お話を伺いました。それでは、早速どうぞ!


/ Interview by gooth.inc

 

ー生地について。難燃性 CORDURA®305Dとは?


今回は、インビスタ社と共同開発した難燃CORDURA®️ファブリックなんです。

使用したのは、305D(デニール)のポリエステル。細い糸で編んでいて、超高密度。

糸を染色するときに難燃のコーティングを施して、織って生地になった状態の裏地にもう一度難燃のコーティングをしています。水も入りにくい・強度もある。とても丈夫です。

ポリエステルって一瞬で火がつきやすいんです。だけど、この難燃加工を施している生地は、ライターの火を当てて試してみました。かなり強いと思います。








ーありものではなく、わざわざ一から生地を作った理由は?


先ほどお話したように、生地を染色したときに難燃加工を施すというプラスの工程を加えたかったからです。

難燃加工の工程を1つ多く加えることで、より難燃性を高めたい、アウトドアシーンでも気にせずにガシガシ使ってもらえるようにしたかったという思いがあったから。



ーCORDURA®️ナイロンを採用した意図は?


まずは、強度ですね。CORDURA®️は糸から作るんです。普通のナイロンの10倍ぐらいの強さ。

また、織り方で水の進入も防いでくれる。スペックを重視しました。

あとは、見た目の部分。CORDURA®️ファブリックは、発色が優れていて、高密度のポリエステル特有のカラーが出せます。行く行くは、デザインやカラーのバリエーションを展開していきたいので、綺麗な色を出すための生地を使いたくて、CORDURA®️に辿りつきました。



ーその他、NANNNENシリーズで拘った点はありますか?


SUBUでは定番となっている付属のこの袋。

これも難燃素材。NANNENアッパーと同じ生地で作っています。

キャンプで、焚き火中もお財布とかケータイとか、身の回りのものをここに入れておけば、足元と同じように安心かな、と。長めのショルダーで肩がけも出来るので、フラッと席を離れる時もバッグ代わりに使ってもらえたら。






ーデザインやカラーリングについて。


形は、Permanent Collection と同様ですが、履き心地が結構違います。

Permanent Collection=60D(デニール)、NANNEN=305D(デニール)のコーデュラナイロンを使用。

約5倍の強度なので、アッパーが結構かっちりしていて、より歩きやすいです。

甲がしっかりしてるから、スッと足を入れた時にホールド感があって。左右のブレとかもなくいい感じ。

砂利とか土場とか、悪路でも歩きやすくなっています。

カラーリングについては、まず第一弾は、アースカラーで汚れが目立ちにくい色。アウトドアに寄り添った色でまず、展開していきました。





ーこれでより「アウトドア業界」との距離も縮まったのでは?


そうですね。

お陰様で、お取り扱いいただけることになったアウトドア関連の店舗がすごく増えました。

具体的に、80店舗ほどです。

アウトドアのギア系を取り扱う会社さんと組ませていただいたのもあり、SUBUが履き物からアウトドアのギアとして少し変わって行けた気がします。




ー府川さんにとって夏ではない、冬のキャンプの醍醐味ってなんでしょう?


僕が一番思うのは、大好きな大切にしている道具を一番使う季節かな、と。

夏に飲むコーヒーもいいけど、やっぱり冬にお気に入りの道具を使って湯を沸かして飲むコーヒーは格別。

普段から手入れしている道具をいっぱい持って行って、寒くなればなるほど重装備になると思うので、

自分の好きな道具を目一杯使える。

無駄な手間暇をかける楽しみが、冬には詰まってると思います。

その道具の一つとして、SUBU NANNENを入れてもらえたら嬉しいです!






ーでは、府川さんなら冬キャンプでSUBUをどう活用しますか??


キャンプサイトを作り終えたら、すぐSUBUに履き替えて、リラックスモードに。

友人とのテント間の移動や、水場のへ行く時なんかもさっと脱ぎ履きできて便利ですし。

お風呂付きのキャンプ場なんかは、お風呂後に裸足でSUBUを履くとすごく気持ち良いです。

あとは、道具として、NANNNENがあってもいいのかな、と。

トングとか他の道具と同じで、誰のものでもなく、みんなでシェアして使う。

タープの下に置いておいて、トイレに行くときに誰でも使えるように、とか。

道具としてのシェアもアリかもしれませんね。






 

連載企画[SUBU25]とは・・・2020年を皮切りにスタートした連載企画。



この世に[SUBU]が誕生して5年が経ったその節目の年に、これからの「5年間」を見据えていくために活動開始。これまでの「5年間」を振り返りながら、これからの「5年間」に、どう繋げていくか、をこの活動を通じて、見定めます。


その一方、「トゥーゴー」という読み方には、[SUBU]と一緒に出かける、という意味も。単純に[SUBU]を履いて街に出かける、というのもそう、こうして、お話をしたことのない方の元へ出向く、というのもそう。もっと言うと、新しいコトへ、一歩踏み出して、チャレンジする、という意味も。これからこの連載企画を通じて、[SUBU]がさらに、魅力的なブランドへと成長していくことを期待して、活動していきます。






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