2021年、今年限定のモデルとして登場するのは[SUBU ELEY KISHIMOTO]です!
大胆な図柄を纏った今年限定のモデル。果たして、どのように誕生したのでしょうか。
前編 に引き続いて、今年のコンセプトコレクションについて、ブランドディレクターである府川さんにお聞きしました!
/ Interview by gooth.inc
でも世界には、たくさんの図柄があると思います。
その中から何故[ELEY KISHIMOTO]さんの図柄を使うことにしましたか?
実は最初、自分で柄を書いてたんですよ。メンバーにも共有して、今年はこれで行きます、という所まで話を進めていたんです。でも、そのタイミングくらいですかね・・・改めてこのテキスタイルデザインを目にする機会があって・・・
今回いろいろ検討したんですけど、女性らしく可愛いくなるな〜、柔らかい感じになるな〜とか、いろいろ気になってしまって・・・でもこの代表的な [FLASH] は、男女関係なく、楽しんでいただけそうだし、いい意味で可愛らしくなく格好いいな、と。[SUBU]にはぴったりだな、と。あと、すごくロックを感じたんですよね。
図柄を決めてからは、どんなプロセスで?
これまでも図柄を使ったモデルはいくつかあるんですが、それとはまた違った進め方でしたね。
図柄をどのように[SUBU]に落とし込むかは、プロダクトデザインをする僕が考えること。これまでは、与えられた図柄をそのまま落とし込んだり、一から自分自身で[SUBU]に合わせて、図柄を書き起こしたり、だったので、これまでとは違って、新鮮でした。
なので、この柄は料理で言うと、食材。その食材をどう料理するかは、僕次第。
実は[ELEY]の柄自体は、ものすごい数あるんですね。その中からこの4つの食材を選んで、そこにどんな味付けをするかは、シェフである僕が決めていくこと。なので、この食材をどう活かして、面白くできるか、という挑戦でした。ワクワクしましたね。
いままでとは全く違う感覚で、ものづくりさせていただきましたね。
基本的な仕様は、定番である[Permanent Collection]と同様ですか?
一緒ですね。テフロン加工も施してあって、撥水しますので、今まで通り楽しんでいただけます。
どんなシーンでも履きやすいカラーリングの[Permanent Collection]と、大胆に図柄を使った特別なシーンで履きたい[Concept Colletion]と、楽しみ方も広がりますね
そうですね。すでに[SUBU]を持っている人も、まだ持っていない人も、ぜひこの[ELEY]モデルは手にとって、楽しんでいただきたいな、と思っています。
もし僕が、消費者として[SUBU]を買うとしたら、確実に BLACK は選ばないと思います、笑。
近所履き・キャンプ、とその用途を考えると、普段なかなか履けない「色柄」のものを履きたい、と思いますね。価格的に考えても、そういった冒険というか、チャレンジはしてみたいな、って思います。よくよく考えると、柄の靴ってあまり持っていない、と思うんですよ。
そのプロダクトの用途によって、そのデザインの可能性って、拡がると思うんです。
主張の強い色柄の靴は、なかなかハードルが高くても、近所履きやキャンプ、オフィス履きなど、その用途が限定された[SUBU]だからこそ、こういった大胆な色柄も、デザインとして成立して、楽しめるようになると思うんです。
5分、10分かもしれませんけど、だからこそ、遊べるんだと思うんです。それが、楽しいと思いますね。
今後もこういった大胆な図柄を使ったモデルには、チャレンジしたいですか?
今回やってみて、色々なテキスタイルブランドは扱ってみたいな、と強く思いました。
あとは、図柄に限らず、いろいろな素材にもチャレンジしてみたいな、とは常々思っています。いまはポリエステルやナイロンなど、すべて化学繊維なので、他にもデニム、綿、レザーなど、新しい素材にチャレンジしてみたいな、とは思いますね。
いい意味で遊べるというか、チャレンジが出来るコレクションだと認識しているので、その遊び心みたいなものは忘れずに、これは継続させていきたいですね。だから今後、アーティストさんと組んで、描き下ろしてもらった図柄を、プロダクトに落とし込む、みたいなことも一つ、チャレンジしてみたいな、とは思っています。
連載企画[SUBU25]とは・・・2020年を皮切りにスタートした連載企画。
この世に[SUBU]が誕生して5年が経ったその節目の年に、これからの「5年間」を見据えていくために活動開始。これまでの「5年間」を振り返りながら、これからの「5年間」に、どう繋げていくか、をこの活動を通じて、見定めます。
その一方、「トゥーゴー」という読み方には、[SUBU]と一緒に出かける、という意味も。単純に[SUBU]を履いて街に出かける、というのもそう、こうして、お話をしたことのない方の元へ出向く、というのもそう。もっと言うと、新しいコトへ、一歩踏み出して、チャレンジする、という意味も。これからこの連載企画を通じて、[SUBU]がさらに、魅力的なブランドへと成長していくことを期待して、活動していきます。
2020.12.28 連載企画[SUBU25]がスタート | 前編 / 連載企画[SUBU25]がスタート | 後編
Kommentarer